10/11 アジアカップ壮行試合
西武4−2日本

(入場者数:人)

1P2P3PTOTAL
西武1(13)1(7)2(10) 4(30)
日本1(6)0(11)1(7) 2(24)

【セット】
<GK>小林了
<FW>
1:石岡・土田・高橋
2:山下・豊田・小林友
3:小野・今・小川
4:
<DF>
1:小堀・薮野
2:山崎・樺山
3:上野・大久保

【得点】
<1P>
09:03 【日】佐藤 (A:藤田・桑原)
11:04 【西】今 (A:小川)

<2P>
15:21 【西】小野
<3P>
00:37 【日】鈴木 (A:藤田・大川)
08:35 【西】山崎 (A:樺山)
19:47 【西】小堀

【得点シーンレビュー】
1点目:ゴールライン付近右側で粘った小川からゴール前を横切るように左へパスが出る。クリーズ左前で受けた今がGKのタイミングを外してゴール。
2点目:ゴール右ポスト付近でパスを受けた小野が相手DFに後ろから倒される。こぼれたパックをGK福藤も見失い、そのままゴールラインを超えた。
3点目:樺山がブルーライン上中央からシュートに見せかけたパスをゴールすぐ右で待つ高橋に出す。これを空振りしてしまうがパックは後ろのボードに当たって方向が変わり、運良くゴール左でフリーの山崎へ渡り、そのまま押し込む。


DFわずか3人で臨んだ西武が代表相手に走り回って見事金星を挙げた。

代表メンバーに入ったダンを含め6人中3人のDFが欠場する事態となった西武、3つ回しどころか2つ回しさえままならない状況で、FW4人とDF1人を組ませるという戦術に出た。
一方的に押される展開が予想されていたが、フタを開けてみるとほぼ対等に渡り合っていた。

個々の技術では代表チームの方が1枚も2枚も上手。しかし結成まもない相手に組織力で対抗、コンビネーション不足からパスミスやメンバーオーバーなどのつまらない反則を繰り返すJAPANを尻目に次々と決定打を放ち、着実に加点していった。

クリスやライアンなどの「得点源」が不在の状況で選んだ戦法は、とにかくシュートを積極的に打つことだった。
DFが薄い今回の陣形では、攻め込んでおきながらパックを奪われて裏を突かれるシーンが失点に繋がる危険性が高い。 それならば打てる時にドンドン打っておけば、シュートリバウンドを狙ったり、たとえセーブされてもその間に守備陣形を整える時間が作れる。
選手層の薄さから採らざるを得なかった「苦肉の策」が、逆にピタリとハマッ てしまった感だ。

全体的な印象は、懐かしの「走って当たるシンプルなホッケー」(^^;)
今のホッケーシーンでは完全にクラシカルなスタイルだが、格上でしかもまだ「アイドリング中」的な相手には案外有効な戦術であることが判ったような気もした。


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