10/20 スポニチ杯定期戦
西武7−3王子

(入場者数:人)

1P2P3PTOTAL
西武4(11)2(12)1(11) 7(34)
王子1(10)1(3)1(11) 3(24)

【セット】
<GK>菊地
<FW>
1:小林友・ブライト・石岡
2:小川・樺山・今
3:小野・藤田・高橋
4:土田・薮野・上野
<DF>
1:大久保・大川
2:山崎・小堀
3:伏見・?

【得点】
<1P>
西武 04:16 大川 (A:大久保・小野)PPG
西武 05:06 石岡 (A:小堀)
王子 10:15 山中 (A:引木)
西武 13:15 上野 (A:大川)
西武 18:01 石岡 (A:ブライト・山崎)PPG

<2P>
西武 09:51 小川
西武 12:09 大久保
王子 16:14 内山 (A:奥山)

<3P>
王子 13:37 桝川 (A:沼田・桜井)
西武 17:37 大川 (A:藤田)

【得点シーンレビュー】
1点目:パワープレー残り0秒となったところで大久保の横パス受けた大川がスラップショットをGK左肩口に決める。
2点目:ブルーライン付近小堀からシュート気味のパスがポスト右横に飛ぶ。 そこに石岡が飛び込みバックハンドで当て方向変え、左下隅にゴール決まる。
3点目:王子陣内左側でパスミス奪った大川が前方の上野へパス。横切るように中央に入りながらシュートしゴール。
4点目:左コーナーからのブライトのパス、ゴール正面でフリーで受けた石岡がいったんタメを作り、GKのタイミングを外しながらシュート放ち決まる。
5点目:西武陣内からの放り込み、王子GK前へ出てレシーブするがパスを出そうとするところを小川が狙いインターセプト成功。ガラ空きになったゴールへ流し込む。
6点目:パワープレー終了直後、左45度の角度から大久保がゴール前のスペースへパス。西武FW2人がそこへ飛び込むがどちらもスルー。しかしスクリーンになってパックはGKの股間を抜けてそのままゴール。
7点目:中盤でパスカットした大川が一人で持ち込みそのままシュート体勢、背後からDFに倒されながらもスティックを残しバックハンドで技ありのシュート決める。


クリスも戻りFWはほぼベストの布陣で臨んだ西武が攻守で王子を圧倒、コクド戦同様大量得点で勝利した。

全席自由のため開門前の行列はけっこうできていたが、客の入りは今ひとつ。 それでも、今まで観戦した西武戦のプレマッチの中ではもっとも入っていたように感じた。
入場は北ゲートのみ開放。南ゲートは本日より開始されたファンクラブ受付用に使われていた。

前回の試合まではいろいろ試してみるようなセットを組んでいた西武だが、今日のセットは本番を睨んだものと考えてよいだろう。
対する王子は杉沢・城野・岩田康など主力組は欠場。先発GKは岩田秀。

今日も西武は序盤に早々と先制点を挙げ主導権を握る。1つめに抜擢された石岡がまたも爆発、1ピリだけで2ゴールを決めた。
着々と加点する西武、1ピリ終了時点で4-1として早くも勝負は決した感。
王子GKは2ピリより佐々木に交代。

2ピリは得点こそ相手のミスから生まれた2ゴールにとどまったが、攻撃の流れは1ピリよりも良くなり決定機を何度も作ってスタンドを沸かせるシーンが多くなった。

正直言って、王子が本気になったのは3ピリからだと思う。
2ピリまでの「おままごとホッケー」が一転、激しい当りをこのピリから展開。自然に両チームペナが多くなり試合は荒れ気味に。
パックの支配も思うようにいかなくなり、決定機もなかなか作れない展開。 しかし、実はこれこそが真剣勝負の試合での当り前の光景なんだと気づいた。
「本番は今までみたいに思い通りにはさせてくれないぞ」という教訓を与えてくれたかのようなピリオドだった。

結局、3ピリは1点ずつ取り合ってトータル7-3のスコアで試合終了。
今回の閉会式はGBPの表彰等はなく、優勝杯の授与のみであっさり終了。

石岡・ダン・山崎の好調が目を惹いた。直哉も1対1をすべて止め合格点。 開幕マスク確定か?
洋祐が元気なかったように感じる。ラフプレーを咎められて調子が狂ったか。
あと英二が心配。連発するミスにスタンドからは失笑が漏れてたぞ。

本番を意識したと思われる布陣で臨み、攻撃面では確かな手応えを感じただろう。ただ、前述したとおり今日の王子は効果測定の対象としては正直言って不適格。スコアを額面どおりに受け止めるのはあまりにも危険。
気を引き締め直して、週明けの北海道遠征、そして「最終試験」STV杯に臨んでほしい。


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