先週末の集結シリーズでとりあえずリーグ戦は終了。 土曜は試合内容もイベントもそれほど特筆するべきものはなかったが、日曜はけっこう盛りだくさんだった。
日曜は西武戦が第一試合にあるということで10:40には会場到着。 もし自由席だったら開門時から行かなければならなかったのだろうが、とりあえずだんまく貼る時間だけ想定して試合開始より少し早めの入りとなる。 覚悟はしていたが満員になった会場の9割方はバックスファン。 自分の席もホーム側なのに前後左右をバックスファンに囲まれた。 西武の社員応援団の人が、試合開始直前に以前は毎回配っていた例の応援コールのチラシを久々に配りに来ていた。 それは結構だが今日のようなファンの比率のスタンドで配るのは惨めな気分にならなかったか同情してしまう。
試合の方はとにかくガンガン打ちまくる西武とカウンター戦法で決定機を幾度となく作るバックスという構図で2ピリまでは行ったり来たりの展開。 2ピリ中盤にショートハンドが決まって3点差になった時は西武がこのまま勢いにのってくれるかと期待したがそうも行かず、逆に3ピリ開始早々に1点返されると足が完全に止まり焦りからペナ連発。あとは防戦一方となり3ピリのほとんどの時間帯をペナルティキリングに費やしながらも結局なんとか逃げ切り勝ち。
試合終了後、選手はそのまま氷上に残り、各チームの代表がその場で挨拶。 バックスは役員の方が挨拶したが、その中で高橋GMが病を押して本日観戦に駆けつけていると発表。見上げてみるといつも「御大」が座っている逆サイドのバルコニー席に高橋さんがいてスタンドに向かって深く頭を下げて挨拶していた。 この瞬間、スタンドからはどのチームのファンということに関係なく大きな励ましの拍手が鳴り響いた。 その後に西武を代表して挨拶する相沢監督がなんだかとてもやりにくそうに映った(笑) 両者挨拶終了後、両チームの選手が互いの健闘を称え合うかのように握手をしながら退場。 最後に西武戦にしては珍しくエール交換が自然発生。両チームのファンから再び拍手が沸き起こった。 試合自体はヤレヤレという感じだったが、それを忘れさせてくれる素晴らしい試合後の一連のセレモニーであった。
その後、リンク外の広場にて両チーム各5選手によるサイン会が開催される。 西武からは#40,#77,#13,#7,#28が参加。 その横では日本リーグ関連グッズの販売、インド料理、タイラーメンの出店など。 昨シーズン最後の集結とほぼ同じ顔ぶれだ。 ホッケーシーズン中とは思えないポカポカ陽気の中で食するチキンカレーの味は最高!。
第2試合のクレvs王子はクレが勝利してこれで西武の2位通過、そして王子とのセミファイナルが確定。 まぁ、西武ファンの間では「コクドとはやりたくないなぁ」という空気がかなりあったのでそれはそれでよかったのか。 しかしそんなことはお構いなく、クレファンは勝利の瞬間、1位通過決定に大喜びの様子だった。
完全な消化試合と思えた第3試合は、ポラリスが意地を見せて意外と面白くなった。 村上の久々のゴールパフォーマンスも見れたしね。 しかしこの試合でもっとも驚きだったのは選手よりもスタンドのポラサポ。 昨日までの寂しい応援風景から一転、迫力あるサポートを見せてくれた。 太鼓を使わなくても、あれだけの素晴らしい応援ができるのだと新鮮な衝撃に見舞われた。
最後の試合が終了すると、他の4チームの選手も出てきて恒例の表彰式。 さらに昨シーズン好評だった選手とファンの氷上握手会で締め。 去年の今頃はこれが終わった瞬間に何とも言えない虚しさに包まれたものだったが、今回はそんな思いをせずに済んだ。 私は握手会が行われている間、あえて氷上には下りず団幕の撤去作業をして過ごした。 まぁ、ファイナルで優勝決定の瞬間に氷上になだれ込んで即席握手会をやってもらうからいいのさ。
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